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西日本周遊ツーリング2

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好天の那智勝浦港に、さんんふらわあ号が接岸。
このフェリーは東京を出航し、この勝浦を経由して高知県へと向かう船だ。
当時は週に1往復が就航していたと思う。

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この勝浦では何台かの乗用車が降りていったものの、乗船するのはわがXLRと数人の乗客のみ。
半日ほどの航海で高知へ上陸だ。

高知港は穏やかに凪いで、四国でのツーリングの前途は洋々に思えたのだが……。

高知上陸後、最初に度肝を抜かれたのは、前走する冷蔵トラックの荷台左右下部から垂れ下がったホースから、赤黒い液体がドバドバ路面に流れ落ちていたこと。どうやら積み荷の魚の血だのなんだのだったんだろうけど、いかにも脂ギッシュで、バイクにとっては即転倒につながりそうな恐怖の液体に見えた。通常の3倍(笑)以上の車間を取りつつ、おそるおそる後を付いて走った覚えがある。

そうこうしているうちに迫る夕闇。この日は中村市付近で野宿場所を探そうと思っていたのだが、夕闇と一緒にやってきた分厚い雲からは、やがて強い雨が降り始めた。また雨かよ。(T-T)

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というわけで、国鉄(当時はまだ国鉄だったんよ)中村駅前のベンチで休息しつつ途方に暮れていると、荷物満載のサイクリング車(死語?)でやってきた青年が声をかけてきた。

「ツーリングですか? 今日はどこに泊まり?」
「うん……この雨だから悩んでたとこ。寝袋しかないから、駅の軒下で寝ようかな〜と」
「そうなんだ。じゃ、一緒に寝ませんか?」
「え”っ!!!!」
「あ、いや、僕のテント(注:誤解しないように!)4人用でデカイんで。余裕ありますから」

というわけで、この日はこの方のお言葉に甘えることに。聞けばこの人、法政大学(だったと思う)のサイクリング部の人であり、このときは仲間より一足先に四国入りして、メンバーの到着を待っていたということらしい。それゆえ装備にも余裕があったらしいんだな。あードキドキした(爆)

思い返すと名前さえまともに名乗り合わなかったわれわれ2人だが、なぜだか意気投合しつつ、テントの中ではさきイカとビールで乾杯。冷たい雨にもかかわらず安眠できたのはホントにハッピーだった。

駅ってところは、飲料水やトイレにも困らず、実にありがたい野営場所なんだけど、駅員さんや利用者の人のお目こぼしがあってはじめて使わせてもらえる場所でもある。今ではそうしたおおらかさも減ってきて、問答無用で追い出されちゃうこともあるが、それはそれ、そういうときはおとなしく退散することにしている。

さて、朝には晴れるといいんだがなぁ……(さらに続く)

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受信: 2005/06/11 21:02

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